概要
上場投資信託(ETF)は、証券取引所で個別株のように売買できる投資ファンドで、通常はインデックス、商品、セクター等を追跡します。投資信託の分散効果と株式の日中取引の柔軟性を兼ね備えます。
ETFの仕組み
- 設定/解約メカニズム: 指定参加者が原資産バスケットを預けてETF口を設定、またはETF口を解約して原資産を受け取る。この仕組みでETF価格がNAVに近づく
- 日中取引: 1日1回基準価額で取引する投資信託と異なり、ETFはリアルタイムで取引
- 経費率: 広範インデックスETFは通常0.03〜0.20%(vsアクティブ投信0.50〜1.00%超)
主要ETFタイプ
- 広範市場: SPY(S&P500、1993年発売、約5,500億ドル)、QQQ(Nasdaq-100)
- 債券: AGG、TLT、HYG
- セクター: XLK(テクノロジー)、XLF(金融)
- 商品: GLD(金、現物金塊裏付け)、USO(原油先物)
- レバレッジ/インバース: TQQQ、SQQQ——注意:日次保有前提の設計
ETF業界の規模(2024年)
- 世界のETF資産:約12.7兆ドル
- 世界のETF数:12,000本以上
- 上位3社(ブラックロック、バンガード、ステート・ストリート)が米国ETF資産の約75%を管理
歴史的マイルストーン
- 1993年:SPY発売——初の米国ETF
- 2024年1月10日:SECが現物ビットコインETFを承認——IBIT(ブラックロック)が3ヶ月で200億ドル超の資金流入、ETF史上最速
出典:ETFGI、ブラックロック、Bloomberg、SEC