概要
日本(世界第3位の経済大国)は、独自の金融政策スタンスと円キャリートレードを通じて世界市場に影響を与えます。主なメカニズム:①日銀の利率決定 — 超緩和政策からのわずかな転換(10bpの利上げでも)がグローバルに衝撃波を生む。2024年7月の利上げは日経平均12%暴落と円キャリートレードの巻き戻しを引き起こし、世界株式に波及。②YCC(イールドカーブ・コントロール)の調整 — 10年物JGB利回りの許容変動幅拡大は円キャリートレードを弱め、円高→グローバルリスク資産に圧力。③短観(四半期) — 大企業製造業業況判断DIは日本最重要の景況感指標。0以下=悲観的。日経225の方向性と高い相関。④円ドル相場 — 150円超の円安は財務省の為替介入シグナル。急速な円高(数日で5%以上)はキャリートレードの強制巻き戻しを引き起こし、世界的な株売り。⑤コアCPI(生鮮食品除く) — 日銀は持続的な2%を目標。目標を持続的に上回れば利率正常化期待を支持。