概要
カナダ(世界第9位の経済大国)は米国経済とコモディティ価格の両方に独自のエクスポージャーを持ちます。主要指標:①雇用変化(米国NFPと同日発表)— カナダの労働市場データはBOC(カナダ銀行)の決定を先取りすることが多い。フルタイム vs. パートタイムの内訳が重要:フルタイム増加はCADに強気。②WTI原油価格がCADの最大ドライバー — カナダは世界第4位の石油生産国。WTI $10上昇でCADは対USDで約1〜2セント強含む。TSXエネルギーセクター(TSXの約17%)はWTIとの相関が0.8超。③BOC金利決定 — BOCはFRBより先行・遅行することが多い。BOC-FRBの金利差がUSD/CADを駆動。BOCがFRBより先に利下げ→CAD安、FRBが利下げしてBOCが据え置き→CAD高。④住宅データ — カナダの住宅は世界で最も高価(価格/所得比)。CREA住宅着工件数と平均価格が金融安定リスクを示す。⑤貿易収支 — コモディティ依存度が高い。木材、カリ、エネルギー輸出がグローバル需要サイクルで変動。