概要
ブラジル(世界第8位の経済大国)はラテンアメリカの主導的存在で、Bovespa指数とBRL(レアル)が地域市場のトーンを設定します。主要指標:①SELIC金利(ブラジルのベンチマーク)— 主要国で最も高い水準(歴史的に10〜14%)。高SELICはキャリートレード資金を引き寄せBRL高・Bovespa支援。利下げは成長重視への転換。②IPCA(公式CPI)— BCBの目標は3.5%±1.5%。目標超過が続くと利下げが遅延。③コモディティ価格がブラジルの生命線 — 鉄鉱石(ヴァーレ=Bovespaの約15%)、大豆、コーヒー、原油(ペトロブラス=約10%)。中国の鉄鉱石需要がブラジルの貿易収支とBRLに直接影響。④財政赤字/GDP比率 — ブラジルの持続的な財政懸念がBRL資産のリスクプレミアムを形成。⑤貿易収支 — ブラジルは通常、農業・鉱業輸出で黒字。過去最高の黒字はBRL強化と財政懸念の緩和。⑥政治リスクプレミアム — ブラジル市場はガバナンスリスクを織り込む。政策の不確実性がグローバル要因とは独立にBovespaを3〜5%動かすことがある。