購買担当者景気指数(PMI)は民間企業の購買担当者への月次調査から算出される拡散指数です。50超は拡大、50未満は収縮を示します。毎月第1営業日に公表される最も速報性の高い経済指標の一つです。
2大提供元
米国ではISM(供給管理協会)が製造業PMIとサービス業PMIを公表。S&Pグローバルが50ヶ国以上をカバーする競合版を発行。ISMは18業種約400社、S&Pグローバルは800社以上を調査。
5つのサブ指数
製造業PMIは加重合成:新規受注(30%)、生産(25%)、雇用(20%)、入荷遅延(15%)、在庫(10%)。新規受注が最も先行性が高く、ヘッドラインを1〜2ヶ月リードすることが多い。
市場が注目する理由
PMIはほとんどの「ハードデータ」に先行する最速の月次経済スナップショット。製造業PMIが2ヶ月以上連続で50を下回ると、歴史的に景気後退と同時またはそれに先行。米国経済ではサービス業がGDPの約77%(BEA)を占め、サービス業PMIがより重要。
歴史的背景
2020年4月の米国ISM製造業PMIは41.5に急落(ISM)、2009年4月(36.3)以来の最低値。2021年の回復期には63.7に急騰——1983年12月以来の最高。
重要なポイント
PMIは「広がり」の指標であり「大きさ」の指標ではない——改善を報告した企業の割合を測定し、改善の度合いは問わない。企業が1%成長でも10%成長でも、52という値の意味は同じ。