失業率は、全労働力のうち失業中で積極的に求職活動をしている人の割合を測定します。労働統計局が実施する月次家計調査「現在人口調査(CPS)」から算出されます。
なぜ重要か
失業率は労働市場の健全性を示す最も注目される指標の一つです。低い失業率は一般的に労働市場がタイトな強い経済を示し、上昇する失業率は景気減速と潜在的な景気後退を示唆します。
算出方法
失業率 = (失業者数 / 労働力人口) × 100
労働力人口には就業者か積極的に仕事を探している人のみ含まれます。求職を諦めた人は含まれないため、より広い「U-6」指標も監視する価値があります。
サーム・ルール
エコノミストのクラウディア・サームが開発した景気後退指標で、失業率の3ヶ月移動平均が前12ヶ月の最低値から0.5ポイント以上上昇した時に発動します。1970年以降のすべての米国景気後退を正確に識別しました。
自然失業率
経済学者は「自然」失業率(NAIRU)を約4.0〜4.5%と推定しており、これを下回るとインフレが加速する傾向があります。FRBは過度な物価圧力を生じさせずに失業率をこの水準付近に保つことを目指しています。
市場への影響
上昇する失業率は景気減速シグナルとなり利下げ期待を高め、ドル安・債券高につながります。低下する失業率は景気の強さを示し、FRBがより長期にわたって引き締めを維持する可能性があります。