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消費者物価指数(韓国)

マクロ経済指標KR

韓国CPIは統計庁(KOSTAT)が毎月発表し、458品目(2020年基準年改定)の代表的な財・サービスの価格変動を測定します。韓国銀行(BOK)の金融政策決定のための主要インフレ指標です。

なぜ重要か

BOKは年間CPI2%を目標。韓国のCPIダイナミクスは特に重要で、高い家計債務(2024年GDP比約105%、出典:BIS)、エネルギー・原材料の輸入依存、ウォン/ドル為替レートへの高い感応度が重なっています。

歴史的推移

- 1997〜1998年アジア金融危機: ウォン暴落で CPI 7.5%に急騰(出典:KOSTAT)
- 2020年コロナ: 8月にCPI -0.2% ——韓国現代史初のマイナス
- 2022年: エネルギー・食品・供給網混乱で7月CPI 6.3%(出典:KOSTAT)——1998年以来最高
- 2024年〜: グローバルコモディティ圧力緩和で2〜3%台に鈍化

家計債務との連関

韓国は世界最高水準の家計債務対GDP比率。住宅ローンの大半がCOFIX連動変動金利で、BOK基準金利を密接に追跡。CPI→BOK金利→ローンコスト→家計支出の伝達メカニズムが極めてタイト。25bpの利上げが数百万世帯に即座に影響。

為替パススルー

エネルギー・原材料の輸入依存度が高く、ウォン安が輸入コストを直接押し上げます。ウォン下落は通常2〜3ヶ月のラグでCPIを押し上げます。

市場への影響

予想を上回るCPIはBOKの利下げ余地を制限しウォンと短期債券利回りを支えます。低いCPIはBOKに緩和余地を与えウォン安要因。実務上BOKはインフレ目標と家計債務の金融安定リスク、韓米金利差による資本フローの間で慎重にバランスを取ります。

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