KOSDAQ(韓国証券ディーラー自動相場報告システム)は1996年7月1日に米国NASDAQをモデルに設立された韓国の成長株中心の新興市場です。バイオ、IT、ゲーム、エンタメなど1,700社以上が上場しています。
なぜ重要か
韓国のイノベーション経済の中核で、KOSPIの厳格な上場基準を満たさない高成長企業の主要上場先です。代表的銘柄にセルトリオン(バイオシミラー)、HLB(抗がん)、Krafton(PUBG開発)、Pearl Abyss(黒い砂漠)など。
ドットコムバブルとその後
市場史上最も劇的なバブルの一つを経験。1999年初の約500から2000年3月に約2,834のピーク(1年で5倍)に達した後、2004年までに約324へ暴落 — ピークから88%の下落。多くの個人投資家が全財産を失い、「KOSDAQ投機」への文化的トラウマが残りました。
バイオサイクル
2015〜2016年にバイオ株が指数を牽引後、臨床結果の失望で急落。2020〜2021年にはコロナワクチン・診断関連でサイクルが繰り返されました。
「東学アリ」運動(2020年)
コロナ暴落時、韓国の個人投資家(「東学アリ」)が前例のない資金をKOSDAQに投入。2020年だけでKOSDAQの個人純購入額は20兆ウォンを超えました(出典:KRX)。
特性
KOSPIより変動性が高く、個人投資家が取引量の80%以上を占めます。バイオ単一銘柄が臨床・FDA決定で1日15〜30%動くことも。空売り規制(韓国当局が周期的に実施)はKOSDAQの上昇モメンタムを増幅させる傾向があります。
市場への影響
KOSDAQアウトパフォーマンスはリスクオンセンチメントと個人投資家の熱気を示します。KOSDAQ/KOSPI比率は韓国市場のグロースvsバリューローテーションのゲージとして注目されています。